かもうりは、石川県の中央部に位置する中能登町・七尾市南部地域に栽培されている地域野菜で、代々自家用野菜として栽培されてきました。果肉が厚いことから輸送性や保存性に優れており、味が淡白なので、主にだしを効かせて若干の塩味を付けた煮物にして食べられています。自家用野菜として昔から中能登地域で栽培されてきましたが、いつ頃から栽培されるようになったのかは不明です。果肉は水分(96%)が多く、利尿作用が高い食材です。また、体内の物質の代謝や、コラーゲンの生成と保持などの働きをし、体の抵抗力を高めるビタミンCを多く含んでおり、風邪の予防や治療に役立つとされています。さらに、ナトリウムの摂り過ぎによる高血圧、脱力感、食欲不振などを防ぐとされるカリウムも多く含まれています。
かもうり
自家用野菜として30年以上前中能登地域の食文化として定着し、栽培されています。


- 主な産地
- 七尾市、中能登町
- 旬
- 8月~9月
特徴

生産者の声
- 佐野ファーム園芸部 山口 弘さん(七尾市)
- かもうりは、この地域の農家では、家庭菜園に1株ほど植えて、夏に1回は食べます。唐辛子とだし汁で煮て食べる家庭が多いようですが、あんかけや一夜漬け、油炒めにしても美味しく召し上がることができます。地元の直売所では夏になると必ず販売していますので、一度召し上がってみてください。