手取川扇状地の空気をたっぷり含んだやわらかな土と豊かな水に育まれた黒皮種のやまといも。長いもと同じやまのいも科やまのいも属に分類されます。凹凸が少ない丸型で強い粘りが特徴。日本料理や薯蕷饅頭など高級和菓子の材料として県外にも出荷され、高い評価を得ています。調理の際はすりおろして使うのが基本。長いもと同じ感覚でとろろ汁にしたり、野菜を加えてお好み焼きのように焼き上げたりして、ふっくらもっちりの食感を楽しんでください。
丸いも
3年に1度の植付で高い品質を維持
まんまるフォルムと粘り強さが魅力


- 主な産地
- 小松市、能美市(旧寺井町・旧根上町)、白山市(旧鶴来町)
- 旬
- 11月~2月
特徴

生産者の声
- JA根上丸いも部会 部会長 澤田 秀雄さん(能美市)
- 丸いも作業のほとんどが人力なので苦労します。特に夏の炎天下(七月~お盆まで)での支柱へのツル誘因作業は重労働です。また、同じ田圃でも場所によって生育が異なるので丸いもづくりは難しいですよ。手間暇かかっている分、おいしさも増すんです。