曇天の彼方から突如、雷鳴がとどろき、みぞれが降ると、石川県の冬の始まり。雪を呼ぶ雷は「ぶり起こし」とよばれ、寒ぶり到来の合図でもあります。ぶりは成長につれて呼び名が変わる出世魚。呼称は地方によってさまざまですが、金沢では、こぞくら、ふくらぎ、がんど、ぶりと変化します。とくに、11月から2月に定置網で揚がる7kg以上のものを「天然能登寒ぶり」と称してブランド化を進めています。寒ぶりは、余すところなく食べられるのが大きな魅力です。
天然能登寒ぶり
いかづちに招かれて荒海から到来
地元の人々が古くから慕う冬の王様


- 主な産地
- 七尾市、能登町
- 旬
- 11~2月
特徴
