殻から伸びた尖った角(つの)がトレードマーク。固く閉じたふたの下には、コリコリとした身が詰まっています。角は荒れた海で育つと長く、穏やかな海では短くなるため、県内主漁場の能登でも、角が立派なものは外浦、小さいものは内浦育ちであることが多いようです。沿岸の岩の下や岩礁の亀裂などに生息するさざえは、日没から真夜中に活動する夜行性。良質のさざえ産地で知られる輪島・舳倉島では、昼間動かないさざえを、海女たちが巧みに捕えています。
さざえ
立派に育った角は荒海育ちのしるし
舳倉島の"海女採り"が高品質と評判


- 主な産地
- 輪島市
- 旬
- 6月
特徴

生産者の声
- 海士町磯入組合所属海女のみなさん(輪島市)
- 輪島の海女は、アワビやサザエのほか、ワカメなどの海藻も採っています。「輪島海女採り」のサザエは、潮の流れが速い海で採ることから、ツノ(角)が長く、見栄えがするとともに、砂噛みがなく、食べた時に「ジャリッと」する嫌な感じが少ないため、とても美味しいです。